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理事長所信

公益社団法人指宿青年会議所 2018年度
スローガン・基本理念・基本方針・理事長所信

第45代 理事長
下竹原 利彦

スローガン

Life is Adventure
泣こかい,飛ぼかい,泣こよかひっ飛べ!!

基本理念

まちのため,未来の子供たちのため,自分のために
自分の人生という可能性に挑戦しよう!!

基本方針

1.指宿青年会議所創立45周年事業の実施
2.国際観光都市指宿を担う青少年育成事業の実施
3.地域の未来の鍵をにぎる若者の政治参画意識向上事業の実施
4.共に成長する会員の研修と拡大運動の実施
5.JACYEEの魅力を高める例会と広

理事長所信

【はじめに】
 「泣こかい,飛ぼかい,泣こよかひっ飛べ!!」私が悩んでいる時や優柔不断な行動をしている時に,祖父母や両親など人生の先輩達からよく言われる鹿児島弁です。幕末から明治の時代,鹿児島から多くの若者たちが明日の日本をどうするか悩み,いかに生きるべきか考え,胸に熱い大志を抱き自ら道を切り拓き,人生を全うしました。この鹿児島が生んだ偉人達は幼い頃から同じ郷土の若者で集まり,自発的に学び,助け合い,切磋琢磨し,理論や理屈よりも実践することを重視する郷中教育を受けて育ちました。「泣こかい,飛ぼかい,泣こよかひっ飛べ!!」この言葉はその教育のなかで口ずさまれていた教えの1つです。小さな子供が高いところから飛び降りられるかどうか悩みぐずぐずしている時に,あれこれ考えないで飛びなさいと,勇気をもって行動することの大切さを教えた言葉といわれます。
 私が指宿青年会議所の活動に初めて参加した時,ここでの活動は私にとってまさに郷中教育だと感じました。それは,社会的な責任を自覚し志を同じくする若者が集まり力を合わせ,未来のまちや子供たちのために率先して活動していると知ったからです。それまでの私は観光業に携わっていることもあり,地域の発展が自分たちの利益に繋がると思い,指宿JCの活動に携わらなくてもまちづくりを行っているという自負がありました。しかし,これまで指宿JCで活動されてきた先輩方や同世代の若者は,自主的にまちの問題や課題について話し合い,利他の精神で何か出来る事はないか考えていました。そして,皆がそれぞれの意見を出し合い詳細な計画を立てたにもかかわらず,実際に行動してみると予想以上に問題が出てくることもありました。そんな時でも先輩方や同世代の若者たちは,諦めることなくただ純粋に行動し,お互い助けあっていました。私はこのJC活動で情熱に溢れた先輩方や同世代の若者が率先して行動する姿を見て,何事にも勇気をもって挑戦する事の大切さを学びました。
 2018年は明治維新から150年目の節目の年です。NHKでは明治維新で活躍した鹿児島の西郷隆盛を題材とした「西郷どん」が放映されます。近年の大河ドラマブームもあり,鹿児島や指宿には国内外から多くの観光客が訪れることが予想されます。まだ飛行機のない海の時代,鹿児島は南に開かれた日本の玄関口でした。後に薩摩スチューデントと呼ばれる若者達が,明日の日本を想い大志を抱き未知の大海原へ命を懸けて旅立ち,日本の黎明期を作ったように,私達指宿青年会議所のメンバー一人ひとりが若い力で勇気をもち,自分達の人生を懸けて冒険する事が,将来の指宿に必ずや明るい豊かな社会を実現するものと確信します。
【指宿青年会議所創立45周年事業の実施】
 指宿青年会議所は1973年9月1日,志高き青年により全国で555番目の青年会議所として誕生し,今年で創立から45年を迎えます。創立からこれまで指宿の明るい未来のために活動してきた先輩方の想いは,毎年行われるクリーン指宿や魚見岳に輝く丸に十の字など,私達のまちのいたるところで目にすることができます。これまで持続してきたまちづくり運動は,私達現役メンバーの誇りであり,私達が活動できるのも先輩方が築いてこられた信頼という後ろ盾があることにほかなりません。また,これまでの活動にご協力いただいた指宿市民の皆様,行政,企業や団体の皆様,その他多くの方々に深く感謝しております。これまでの感謝の想いを創立45周年事業で,「指宿に住んでよかった,指宿に来てよかった。」と喜んでいただけるように指宿青年会議所の現役メンバーが一丸となって取り組むことが必要です。そして,これまで指宿青年会議所を支えて下さった方々や,他の地域で活動している同じ志を持ったJAYCEEとの新しい出会いや心のこもった交流を,指宿ならではのおもてなしで行う必要があります。人と人とのつながりを今まで以上に強くすることは,これから指宿青年会議所がさらに発展するために必要な取り組みです。
【国際観光都市を担う青少年の郷土愛育成事業の実施】
 私達の青年会議所が所在する指宿市は観光と農業を基幹産業とし,国内外から年間300万人以上の観光客が訪れる国際観光都市で,年々アジアや海外から訪れる外国人観光客も増えてきています。しかし,若者は都市へ流れ,まちの生産労働人口は年々減少し,過疎化が進んでいます。国際観光都市指宿としてまちが発展していくためには,指宿の将来を担う子供たちが1人でも多く,指宿に生まれてよかった,住んでよかったと地域に「郷土愛」を持ち,指宿のことを海外にも誇れるほど深く知ることが必要です。「この郷土愛を育むことは遠く指宿を離れて暮らしているとき,ふとした瞬間に」指宿のことを思い出させ生きる力を支えます。そして,郷土愛をもって育った青少年たちは,愛する指宿の発展に貢献する事を使命に感じ,まちの発展に率先して行動します。
 今から10年前の2008年NHKの大河ドラマで「篤姫」が放映されました。この放映を知った時,私は「篤姫とはどんな人?」と思いました。そして,篤姫について学んでいくと私達のまち指宿にゆかりがあり,明治維新の頃に活躍していたということを私は大人になって初めて知りました。私達のまちには学校や家庭では教えきれないほど多くの魅力や豊かな文化があります。明治維新150周年を迎える本年,NHKの大河ドラマでは「西郷どん」が放映されます。明日生きているかどうかわからない冒険のような激動の時代を生きた,指宿ゆかりの先人達の取り組みや郷土への想いについて,指宿の子供たちと共に学ぶことは,敏感な子供たちの感受性や好奇心を育み,指宿に生まれてよかった,住んでよかったと指宿への郷土愛を育み,自ら率先してまちの発展のために行動する将来の人財育成につながるものと信じます。
【若者の政治参画意識向上事業】
 これまで青年会議所では,未来の有権者となる子供たちが主権者としての役割や責任を自覚して,主体的に政治参画する意識を醸成する目的で学校と連携し「みらいく」事業に取り組んできました。そして,2016年に選挙権の年齢が20歳から18歳以上に引き下げられ若者が選挙に参加できる機会が増えました。その一方で若者の投票率低下や選挙離れも問題になっています。
 選挙は私達の住んでいるまちや国を良くしていくために,私達が自分たちで地域のリーダーや代表者を決める事のできる大切な機会であり,私達国民に与えられた貴重な権利です。本年度任期満了に伴う指宿市長選挙と指宿市議会議員選挙が2月に実施されます。これは選挙権の年齢が引き下げられて行われる,初めての指宿市の選挙になります。指宿青年会議所では,これまで市民一人ひとりが政策本位の政治選択を行うために必要な取り組として,立候補者が考えている指宿市の中長期的なビジョンをローカル・マニフェストに示してもらい,そのマニフェストを使った公開型討論会を行ってきました。この取り組みは我々JAYCEEや市民の皆様が市政への参画意識を高くもつために必要な取り組みです。しかし,学校生活や家庭生活の中で政治に関わりが少なかった若者にとって政治や選挙は身近に感じることは出来ませんでした。社会経験が少なく政治への関心が薄い若者が,いち早く社会的責任を自覚し,政治政策への参画を身近に感じることが必要です。そのためにも,指宿青年会議所が中心となり,若者が地域社会の一員として自覚を持ち,自ら積極的に市政へ関心を示し,政治を身近に感じる機会を作る事が必要です。この活動により若者の有権者意識の向上を育むことは,明るい豊かなまち指宿の醸成につながるものと確信します。
【共に成長する会員の研修と拡大運動の実施】
 現在,日本の地方都市では過疎化や少子高齢化が進み各地で労働人口の減少といった問題が起こり,存続が危ぶまれる村や町があります。この波は私達の活動にも徐々に影響を与え,ここ数年会員が減少にあります。さらにJC会員の特質すべきことに,会員は満20歳から40歳までという制限があり,この年齢制限ゆえに青年会議所は若さを失いませんが,活動を続けていくためには退会していくメンバー以上に会員を拡大していく必要があります。そのためにはまず指宿青年会議所運動の情報を発信し私達の活動を周囲の方々へ伝えること,そしてなにより指宿青年会議所メンバーが活動を続けるなかで,一人ひとりの魅力を増し,周りから必要とされる人財となることが重要と考えます。青年会議所の三信条のうちの一つに「個人の修練」があります。青年会議所での活動を個人の修練の場と考え,同世代の若者たちがお互いに切磋琢磨し自分達を磨き上げ,一人ひとり輝く存在になるよう共に成長する研修が必要です。健全なる精神は健全なる身体に宿るといわれます。光があるところに人々が集まるように,指宿青年会議所で活動するメンバーが健全で,日々魅力を増し,輝き続けていれば自然と人は集まります。会員同士がお互いに強く影響しあい,刺激しあい,心と心を一つに成長していく事が,これからのリーダーとして必要な指導力の開発につながり,豊かな指宿を醸成していきます。
【JACYEEの魅力を高める例会と広報活動】
 地域でJC運動を展開するためには活発で魅力的な組織運営と広報活動が必要ですが,ここ最近,指宿青年会議所の例会や事業へ参加するメンバーは固定化しつつあり,出席率も低下傾向にあります。2017年,指宿青年会議所の指宿JCビジョン2023として,「何事にも敏感に 何事にも積極的に 何事にも責任を持って 何事にも中心となって行動する」という人づくりビジョンが掲げられました。この人づくりビジョンを実現するためには,メンバー一人ひとりが積極的に例会や事業に参加し,各々が中心となってお互いの魅力を高める活動をすることが求められます。また,人づくりビジョンと同時に「指宿に生まれてよかった 指宿に住んでよかった 指宿に来てよかったと思えるまちづくり」というまちづくりビジョンを掲げました。このまちづくりビジョンを実現させるためにも,メンバーが一堂に集まる例会では会員同士が情報交換を交わす機会を増やし,地域の抱える課題やその問題を解くための解決策を共有し合う事が必要です。そして,事業を通して指宿市民の方々に指宿JCの活動を知ってもらえるような広報活動を行うことも我々指宿JACYEEの責務です。指宿青年会議所メンバーが一丸となってお互いの魅力を高める例会活動にしていくことで,明るく豊かな指宿の醸成につなげていきます。
【指宿青年会議所と向き合う活動】
 指宿青年会議所が一般社団法人から公益社団法人指宿青年会議所に移行して,今年で6年を迎えます。この6年間指宿青年会議所は公益社団法人として広く市民に開放した公益的な活動を行ってきました。しかし,私達が活動の拠点とする指宿市は労働生産人口の減少が進み私達の活動にも徐々に影響を与えています。私達が先輩方から引き継ぐ,明るい豊かな指宿の実現を目指すJC運動や活動を今後続けていくためには,会員メンバーのマンパワーは非常に貴重なものです。このマンパワーを無駄にすることなく,自由な発想と弛まない行動力,そして効果的な青年会議所活動を行うためにどうしたら良いか,私達現役メンバーは指宿青年会議所の今後の在り方について真剣に向き合うことが必要です。自分たちが進んでいる道は正しいか,いつの間にか時代の潮流に流されてしまい自分たちが本当に目指すべきところを見失っていないか,今一度見つめなおす機会が必要です。いつの時代にも地域に必要とされる青年会議所であり続けるために,どのような指宿青年会議所の在り方がベストなのか会員同士向き合う機会を作ることが必要です。
【結びに】
 「LifeisAdventure!!」直訳すると「人生は冒険だ!!」JC活動は単年度制でありJC生活は私達の人生ではほんの一部です。しかし,2018年指宿青年会議所は創立45周年を迎えます。これは,これまで明るい豊かな指宿の実現を目指し絶えまなく情熱をもって活動されてきた先輩方や指宿青年会議所を支えて下さった皆様がいたからこそのものです。これまで支えて下さった方々に,私達現役メンバーは感謝の心を忘れてはなりません。そして,次の時代へつないでいくためにも,私達の限られたJC活動を明るく豊かな指宿の実現を目指し,溢れんばかりの情熱をもって冒険していきましょう。
















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